【第1回】優勝者インタビュー

4 min
キレカワ

キレカワ

第1回GPに輝いた青江羽衣さん(以下、ういさん)にお越しいただきました!
ういさん、この度はグランプリ受賞おめでとうございます!

ありがとうございます!

このような素晴らしい大会で、大変光栄な賞をいただけてとても嬉しいです!!

第一回グランプリ受賞作品 Blue Moon
キレカワ

キレカワ

本当に素敵な作品ですね。
作品についてお伺いする前にまずはういさん自身について教えて下さい。
ういさんはNFTクリエイターをどのようなきっかけで始めましたか?

私はNFTを始める前からイラストレーターとして活動していました。
クリエイターは専門職であるにも関わらず単価が安いため、クリエイティブ一本では生活が難しい状況を目の当たりにしてきました。

イラストレーター用アカウントの方でも「イラストを描くのは好きだけど仕事にはできない」と諦めてしまうフォロワーさんがいて、凄くもったいないなと常々思っていました。

そんな中でクリエイティブが評価されるNFTという世界を知って、「もし本当にそんな世界があるならクリエイターがクリエイターらしくいられる素敵な空間だな」と思ってNFTの世界に参入してみました。

NFTの方々に暖かく迎え入れていただき、クリエイターとファンの方が濃く繋がれることも肌で感じ、本当に素敵な空間だと実感しました。

キレカワ

キレカワ

なるほど。イラストレーターさんにとってもNFTは新たな選択肢となっているのですね。
それからどのようにNFTクリエイターとして活動してきたのでしょうか?

私のNFTコレクションは「Crypto Blue」というプロジェクトが軸となっています。

このプロジェクトは「NFT業界の発展とクリエイターの応援を実現させたい!」という想いから始めました。「NFTから書籍化・アニメ化するようなプロジェクトが誕生したら、もっとみんなにNFTのことを知ってもらえるんじゃないか」と考え、大きなプロジェクトとして進めていく形を取りました。

キレカワ

キレカワ

プロジェクト。最初から壮大な夢を持って頑張られてこられたのですね。すごい…。
そうすると本作品も「Crypto Blue」の一部という事ですね。
この1枚にはどのような想いが込められているのでしょうか?

はい、裏と表、2つのコンセプトを意識して製作しました。


表のコンセプトとしては「映画のワンシーンのような作品」というメッセージを込めています。本作品はキービジュアルとして「Crypto Blueといえばこのシーンだ!」と思ってもらえるように、映画のワンシーンのような作品を意識して書き込みました。

裏のコンセプトとしては、Crypto Blueプロジェクトの想いが「クリエイターがクリエイターらしくあれる世界を作りたい」だったので、プロジェクトのキービジュアルとなる本作は頑張っている全ての人に「自分の殻を打ち破ってほしい」「運命を切り開いてほしい」という願いも込めて、このような構成にしました。

キレカワ

キレカワ

なるほど。この作品から感じる深みの正体は、ういさんの考え抜かれたコンセプトから感じるものだったのですね。
細かく見れば見るほど魅力的なポイントばかりですが…
ういさんご自身の推しポイントはありますか?

推しポイントは「対比構造」と「青の世界観」です。

イラストの裏コンセプトにもある「自分の殻を打ち破る」「運命を切り開く」を表現するために、ナイフの軌跡が一筋の青い光となって画面を二分割しています。

中央にあるナイフの軌跡が印象的
二つのコンセプトを表現するためにも重要な役割を担っている

そして画面の左側には澄み渡る「青い月」が、画面の右側には熱気を纏う「赤い炎」が対比するように描かれています。

赤い炎
この部分だけを見ると作品の印象がガラッと変わる

「青い月」は彼女が向かう未来を表現していて、「赤い炎」は切り開くべき過酷な運命を表現しています。

現実世界のクリエイターと同じ様に、Crypto Blueの物語の中で彼女もまた過酷な運命と対峙しています。そして運命を切り開き、自分の殻を破って成長していきます。

そういったストーリーや想いを対比構造で表現しつつ、コレクションの世界観が「青」になるように色のバランスを最後の最後まで整えました。

未来を表現した月
深みのある青と細かな月の表現が鮮やか
キレカワ

キレカワ

お話しを聞いてから作品を見ると、また違う良さを感じますね。
何度だって見たいと思う、本当に素晴らしい作品です。

さて、今回のGP、予選から通して約1ヵ月間ほどありました。
このGPはういさんにとってどのような機会になりましたか?

クリエイターの方にもコレクターの方にも、広く知っていただける機会になりました。

また、今回のコンテスト形式は「NFTイベントの敷居の高さ」が無かったので、イラストレーター用アカウントの方でも広く告知させていただき、NFTについて広く知っていただける機会にもなったと思います。

今回グランプリという素晴らしい賞をいただいたので、イラストレーター用アカウントの方でも、もっとNFTのポジティブな情報発信を増やして、NFTの世界に興味を持っていただける方を増やしていくのが私の使命だなと感じています。

キレカワ

キレカワ

またNFTに携わる方が増えることは私たちもとっても楽しみです🎵

今後の製作や活動予定について教えてください!

本作品がキービジュアルにもなっている、Crypto Blueプロジェクト。
第一の柱となるNFT小説シリーズを2022年7月に公開します!
これを通じてもっとNFTを身近に感じてもらえるようにしたいです。

NFT小説シリーズは書籍化も目指してめちゃくちゃ設定も練っているので、公開して皆さんにお見せできる日を楽しみにしています!書籍化まで行けたらアニメ化も目指して更に頑張っていきたいですね!

小説のイメージ
DAO内でも日々活発に意見が飛び交い製作されている

また、同じく7月を目処にCrypto Blue公式サイトもリリースする予定です!
アニメ公式サイトをイメージして進めていますので、どんどん形にしたいですね!

公式サイトのイメージ
キービジュアルを共に世界観を表現した公式サイトは必見
キレカワ

キレカワ

小説シリーズにWEBサイトまで!これは本当に楽しみなプロジェクトですね!

最後に一言お願いします!

クリエイターが自分の世界観を表現する場所として、NFTの世界は本当に画期的な場所だと思います。

NFTをはじめとするWEB3.0という次世代インターネットには、従来の株式会社という組織形態とは異なった、DAO(自立分散型組織)という組織形態があります。Crypto BlueプロジェクトでもDAOを参考に組織作りしてプロジェクト運営しているのですが、「NFTからアニメ化される作品を作る」という同じ目的を持った仲間が集って、みんなで物語を作るという一年前の自分では絶対に考えられない凄いことが起こっています。

今回の作品名にもなっている「Blue Moon」は、「めったにないこと」「稀なこと」という意味で “Once in a blue moon” というフレーズが使われるくらい珍しいものです。また、そこから転じて「ブルームーンを見ると幸運が訪れる」という言い伝えもあるようです。

NFTを通じて応援してくださる方たちに出会えた幸運から、「NFTから誕生した作品がアニメ化して世界に広がった」という奇跡の物語になっていった時、そのキセキのはじまりの1枚として本作品がもう一度クローズアップされる日を目指して、これからも全力で頑張っていきます。

日本には非常にレベルが高くて素敵なクリエイターがたくさんいるので、Crypto Blueプロジェクトを通じてNFTに触れ、NFTを通じて世界に飛び出していけるようなプロジェクトやクリエイターがたくさん生まれることを心から願っています。

キレカワ

キレカワ

ありがとうございます!NFTで世界を変えていきたいですね!改めて第1回GP受賞、おめでとうございます!
今後もういさんのきれカワ作品に大注目です🎵


ういさんの最新情報は以下からチェック!

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