きれカワGPの経緯について

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こんにちは!ひろけんです

今回はきれカワGPを始めようと思った経緯について書いていこうと思います。

きれカワGPとは

「NFT作品で1番きれい・カワイイ女の子を決める大会」のことです。

なぜ『きれカワGP』を始めようと思ったか?

僕が感動したきれい・カワイイNFT作品を、みなさんで一緒に盛り上げ、広めるための仕組みを作りたかったからです。

*2022年9月より、女の子以外のきれい・カワイイ作品も対象になりました

僕がコレクターとしての活動を始めたのは、最初にお迎え(購入)することになった作品、「White Owl Queen」に感動し、大袈裟でなく180°価値観が変わったことがきっかけです。(前回の記事でも紹介させて頂きましたが、何度でも見ていただきたいのでこちらでも失礼します)

Title:White Owl Queen

この作品と出会ったことをきっかけに「ギャラリーの雰囲気に合う作品」という条件をつけた上で、このクリエイターさんの絵はすごい!と思った方の作品を集めるようになりました。

しかし2022年の1月にある事件があり…色々考えた結果、約2、3年の間はETHの新たな購入は控えることにしました。

*後で詳細は書きますが、現在は状況が改善し、ETHを購入できるようになっています。

結果として、今までのように作品を購入してのクリエイター支援はできなくなりました。

そんな中で「wipを出すたびに嬉しい言葉をいただけて励みになった」

というお言葉をクリエイターさんからかけていただき、作品を買うことだけがクリエイター支援ではないということに気づけました。

そこからはTwitterでなるべく応援に徹するようにしたのですが、同時期に僕自身がNFT作品を作り始めたこと、NFTJPNというプロジェクトの活動、本業や子育てが重なり、思うようにTwitterで応援する時間が取れなくなってしまいました。

今後も2、3年の間はこのような状況が続く可能性が高いため、どうにか短い時間でもクリエイター支援ができる方法はないか考えました。

そこでまず考えたのが「僕は周りからどんなコレクターだと見られているのだろう?」ということでした。

当時よくやり取りさせていただいた方で、可愛いNFTが好きな方に僕がどんなコレクターに見えるか聞いたところ「きれいカワイイコレクター」と教えていただきました。その後すぐに知り合ったばかりのぽぽさんを僕がなぜか巻き込み…笑  その後すぐにぽぽさんが企画を考えて下さり、ウェブサイトの制作をUmiさんにお願いして「きれカワGP」が生まれました。

きれい・カワイイ作品を好きな方がETHを使わずとも、良いなと思ったクリエイターさんを気軽に応援でき、クリエイターさんはその応援を力に変えてほしい。自分の「好き」を貫いているクリエイターさんの素晴らしい作品を、少しでもたくさんの方に知ってほしい。

きれカワGPはグランプリを決める大会となっていますが、きれい・カワイイNFT作品をみなさんで一緒に盛り上げ、広めることを目的として立ち上げました。

今回、記事を書くのに少し文章を手直ししていますが、上記は2022年4月20日にTwitterに投稿したものです。

今回、良いタイミングかなと思い、上記で言葉を濁していた部分について、書いていこうと思います。

1月にあったとある事件

あれは忘れもしない2022年の1月28日…

Qubitという仮想通貨のレンディングサービス(自分の仮想通貨を預けて、別の仮想通貨を借りる)のサイトがハッキングに遭い、僕が預けていた2.4BTC(額は控えますが2021年の終わり頃、仮想通貨が盛り上がっていた頃に購入)が無くなってしまいました。

落ち着いて対処すれば、借りていた仮想通貨が手元に残ったはずなのですが、その日はたまたま朝早くに起きており、他の方より早くにQubitがハッキングを受けていることを知り、初めての経験に気が動転。借りていた仮想通貨を返済すれば、貸し出していたBTCがまだ取り戻せるかもしれないと思い、急いで返済したのですが、時すでに遅し…

数日間は保証があるかもしれないと思い、僅かな希望にすがっていたのですが、結果的にすぐに保証が出ないことが発表されました。(この記事を書いている7/24現在で補償額は2%以下です)

当時の資産の半分以上がなくなりました。

NFTを初めてから毎日がすごく楽しくて、充実していた所に、人生のどん底。

まだ僕だけの資産であれば良かったのですが、家族のお金もかなり入れていました。

そもそも余剰資金でやっていなかった僕が悪いし、分散していなかったのも悪い、何もかも悪い。普段は全く思わないのですが、この時だけは死にたくなりました。

良いタイミングで死亡保険を別の会社に切り替えるタイミングだった事もあり、死んだところで家族にお金が入るわけでもないなと思い、すぐに考えを改めましたが、家族に、特に妻には本当に申し訳なかった。

僕のことを信じてくれて家族のお金を使わせてくれたのに、取り返しのつかないことをしてしまった。

ずっと言わなければ良かったのかもしれないけど、耐えきれずに告白してしまいました。

妻もショックだったと思いますが、「お金はまた稼げば良いから、がんばろう?」と励ましてくれて…めちゃくちゃ泣きました。本当に良き妻に恵まれたことに感謝し、がんばろうと思えました。

それから、なりふり構わず出来ることに挑戦しました。2、3年かけて本業の事業拡大ができるように準備を始めたり、NFT投資やNFTクリエイターの活動も始めました。「早く資産を回収できる目処を立てないと」頭にはいつもその事がちらついていました。

毎日、不安で、何もしないでいる時間が怖くてとにかく必死でした…そんな中でも、クリエイターの応援は続けていました。

僕が動くことで、少しでもみなさんの力になれたら、作品の価値を高めることができるなら、そんな気持ちでした。後はいま思うと、応援する事で喜んでもらえる、ありがとうと言ってもらえる。

当時の僕にはそれが救われた気持ちになったのかも知れません。

…今となっては笑い話ですが、風和りんさんとふゆりさんの作品はどうしてもほしくて、隠れてコソコソとお迎えしました。笑

もちろん?妻には許可を得た上で購入しました。(いや、普通許可しないよね…。妻には本当に頭が上がりません)

お金が吹っ飛んでいたにも関わらず、僕の頭がおかしいということは重々承知の上で、僕は1枚絵は「資産」だと考えおり、もっと価値が上がるとも思っていたからこそ、こんな行動を取っていました。

…僕は、もっとみなさんの作品が純粋な「絵」として評価されてほしいと思っています。

絵の力だけでも感動したり、楽しんだり、考えさせられたり…作品を所有することで様々な方と繋がることも出来る…素晴らしくないですか?様々な考え方があると思いますが、僕はアーティストが描いた作品が大好きだし、十分「資産」としても通用する。何ならもっと価値が付くと信じています。

話が脱線しました。NFT投資だったり、資産になるからと言い張ってお迎えしたりしていたことで、結果的にものの数ヶ月で残りの資金の大半をNFTに変えることになってしまいました。

正直どんな心境だったか覚えていませんが、僕が幸運だったのは、このタイミングでCNPをmintすることができ、爆益を出すことができたことです(その時残りのETHを全てCNPの購入に使ってしまったので、万が一失敗していたら、僕は今でも苦しみ続けていたでしょう)

現在含み益の状態なので安心はできませんが、CNPのおかげでハッキングの被害分は回収できそうな見込みです。

タイミングを見ながらNFTをETHに変えて長期保有しようと思っていますが、ETHに変えると1枚絵の購入に充ててしまうという…沼ですね笑

ただ、それでもほしいなと思う作品を全てお迎え出来ているわけではありません。きれいカワイイ作品だけでも無理だし、他のジャンルの作品はなおさらです。

コレクター活動だけではもちろん、Twitterでの活動でクリエイターのみなさんを応援するには、資金的にも時間的にも限界があるなと感じています。

「きれカワGP」の活動も、本当にみなさんの力になれているのだろうか、もっとクリエイターのみなさんを応援するためにはどうすれば良いのだろうか…。

そこで、ぽぽさん、Umiさんと考えた結果、きれカワGPの大型アップデートと「SUNOKO」プロジェクトを立ち上げる事にしました。

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