NFTとNFTコレクターを始めようと思ったワケ

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こんにちは!ひろけんです

今回から複数回に分けて、少し僕のこれまでの話と、きれカワGPを立ち上げようと思った経緯、そしてきれカワGPの大型アップデートと今後控えている「SUNOKO」プロジェクトについての想いを書いていこうと思います。

僕がNFTを始めようと思ったわけ

NFTの事を初めて知ったのは、2021年の10月頃だったと思います。

その時は私生活がバタバタしていた(長くなってしまうので、いずれ話します)こともあり、すぐには始めませんでした。

しかし、本業は音楽を生業にしていることや、音楽講師として次の世代を担う子どもたちのサポートをしていることもあり「NFTには才能があってがんばっている音楽家や、これから音楽家を目指そうと思っている方にチャンスがあるかもしれない、今後の音楽活動にも役に立ちそうだし、落ち着いたらチェックしてみよう」と思っていました。

2021年の11月にバタバタが落ち着いたことで、以前からお願いしたいと思っていた、FP(ファイナンシャルプランナー)の方にライフプランを製作していただきました。

この調子でがんばれば、贅沢な暮らしはできなくとも子ども達にちゃんと大学まで通わせられ、家族との時間を大切に過ごすことができる、という見通しが立ちました。

それで、前から気になっていたNFTをやってみる事にしました。

とりあえずNFTを買ってみることに

NFTがどんな物なのか知るために、3~5万(当時は仮想通貨が1番盛り上がっていた時期なので、0.1ETH弱)で何か1つ買ってみようと思い、色々探していました。

今でこそ0.1ETHもあれば、良い作品をお迎えできることを知っていますが、当時は情報収集能力がなく、良いなと思ったものを見つけても1ETH越えで軽く予算オーバー…

中々見つからないなと思っている時に、運命の出会いをしてしまいました。

Title:White Owl Queen

「White Owl Queen」(以下WOQ)僕がTwitterで、普段アイコンにさせていただいている作品の大元の作品です。

すごくキレイな作品だなぁと思い、何気なく画面を拡大…

「これ、絵なのか」

衝撃でした。鳥肌が立った。絵だとは夢にも思いませんでした。

今でこそ失礼なことを思っていたなと反省していますが、当時の僕はアニメ系のイラストは「アニメの中のコンテンツの一部」という認識でした。それがこの絵を見て、180度価値観が変わった。一言で表すなら、芸術だなと思いました。

…最初の予算のことは忘れて笑  余裕をもって3ETH(当時約150万)を購入して、オークションに臨みました。当時の僕はまだNFT沼にハマる前だったので、一つの作品に75万は使いすぎだよな…と思いつつ、この作品は購入しなければ絶対に後悔すると思い、思い切って1.5ETHの入札をしたことを覚えています。そして、運良く落札することができました。

さらに感動は続きます

当時FNDとTwitterを連携しておらず、名乗るつもりもなかったのですが、ぜひ連絡してほしいとsamo*chaさんがツイートされていたのを見て、DMをすることにしました。

その後、僕が落札したことをTwitter上で公表することになったのですが…皆さん、わざわざ祝福の言葉をかけてくれるんです。本当に驚いたと同時に、とても感動しました。見ず知らずの人にこれだけ優しい言葉をかけてくれる方がTwitter上にはこんなにもいるのだなと。当時、Twitterは思ったことをただ呟いたり、日頃のストレスを発散させている人が周りに大勢いた事もあり、個人的にそういうのが苦手なので、Twitterも苦手意識があったのですが、その概念もくつがえされてしまいました。NFT界隈の方は、本当にステキな方が多いです。

その体験がきっかけで、NFTをもっと続けてみようと思いました。そして続けていくうちに2つの事が分かりました。

1つ目は、WOQをお迎え(購入)してから、自分の演奏の質が向上したことです。

僕が自身の演奏で大切にしている事や理想・目標としている事をWOQからとても強く感じ、音楽と違う分野…ましてや、今まで自分とあまり深く関わっていない分野から、これほどまでに深く感動・共感した体験が「自分の音楽」を強くした、と言うのが1番大きいと思います。

僕はドラムを演奏しており、今でこそ自分の演奏スタイルを確立し、自信を持って表現することができるようになってきましたが、かなり独特な演奏スタイルのため、非難されることも多々ありました。「お前はドラマーじゃない」とまで言われたこともあります。苦笑  仮にも日本トップのミュージシャンに言われたので、当時はかなりメンタルをやられました。

それでも自分なりに葛藤して、1年後くらい?にその方には演奏を褒めていただきました。ただ、その演奏はあくまで自分を捨てた演奏。正直オリジナリティは捨てていました。

WOQをお迎えしてからしばらくして、その方と再度共演したのですが、その際はオリジナリティを捨てずに勝負しました。結果、上手く行きました…!この時、本当の意味で自分の演奏に自信を持つことができました。WOQとの出会いには、感謝しかありません。

2つ目はイラストレーターの業界も、音楽業界と同じような状況なのだと知ったことです。

日本はアニメやマンガの文化があるため、絵師さんは需要があり給料も良いのかな、と勝手に思っていました。しかし、実際に絵師として稼げている方、ホワイトな職場で働けている方はほんのひと握りで、やりがい搾取の多い業界なのだなと、NFTクリエイターの方々とやり取りをして知ることが出来ました。同時に、NFTにはアーティストが自由に表現して、評価される可能性があることを再認識しました。

以上の2つの理由により、作品をお迎えすることで僕にとっても良い影響があること、直接アーティストの応援ができ、同じ雰囲気の作品を集めることで作品同士の価値を高める事ができるのではないか?と考え、WOQを中心に雰囲気の似た作品(いわゆるアニメ絵)を集めるコレクターとして、活動することにしました。

しかし、元々資金力がある訳ではなかったのですが、それに拍車をかけるように、とある事件に巻き込まれてしまいました。

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